第3回 新潟開幕週の傾向(2015~2017)
今週末から京都・東京に加えて新潟開催が始まり、久しぶりに3場開催となります。
しばらく3場開催に慣れていたのが2場開催が続き、はじめはレースの間隔が長くて手持ち無沙汰な感じがしました。しかし、人間とは「慣れ」の生物であり、再び2場開催にすっかり慣れてしまった中で3場開催になると、今度は逆に慌ただしく感じるのでしょう。
(振り返ってみれば、予想をする際にも2場開催の方がありがたかったかな、とふと思います。3場開催……予想大変ですが頑張りましょう!)
それでは、以下第3回 新潟開幕週の傾向をまとめていきます。
今回は2015年・2016年・2017年の3ヶ年 計30レースを対象としています。2014年以前は開催時期や開催間隔が異なるため、除外しました。
また、直線1000mのレースも集計しておりません。
●2017年(全10レース)
新潟競馬場ですが、日本最大級の競馬場であり、外回りコースは最後の直線が659m(日本最長)あります。内回りコースは最後の直線が358.7mですので倍近くも直線が続くことになります。
ですので、内回りコースと外回りコースの脚質別成績だけをピックアップしました。
(上の表で緑で色をかけている部分が外回りコースで実施されたレースを表します。)
こうしてみると、内回りコースではやや先行有利、外回りコースでは差し有利の傾向がはっきりと見て取れます。
●2016年(全10レース)
この年度に関してはやや傾向が掴みづらいのですが、全体的には差し有利とみて差し支えないかと思います。
●2015年(全10レース)
この年度では、内回りコースでは2着、3着には先行勢がよく絡んでいますが、全体的に差し有利と言えるでしょう。
●全体の成績(全30レース)
3年分のデータを並べてみると、枠順としては2枠と6~8枠が好成績を収めています。また、全体的に差しが多く絡んでいますが、内回りコースではやや先行有利、外回りコースでは差し有利とはっきりとした傾向が見て取れます。
夏開催の新潟競馬場では、週が進むにつれて芝の内側が荒れていくため、最終週ではほとんどの馬が外側に流れてきますが、今開催では開幕週から位置取りとしては芝の外側を通ってくる馬が多かったです。それが外枠有利につながっているのではないでしょうか。
以上をふまえると、新潟では「内回りコース」と「外回りコース」をしっかりと区別して考える必要がありそうです。
内回りコースではやや先行有利、外回りコースでは差し有利で間違いないかと思います。
なお、毎週予想を出しておりますが、予想が完成したら、Twitterに載せますのでそちらもご確認よろしくお願いします。