第4回 京都開幕週の傾向(2014~2017)
昨日、第4回 東京開幕週の傾向をまとめたものを取り上げました。
まだ確認しておられない方はぜひ、そちらもご覧ください!
さて、本日は京都競馬場の傾向をまとめましたのでご覧ください。
なお、第4回 京都開幕週は1年あたり16Rの開催だったので、サンプル数50は欲しいと思い4年分(合計64レース)のデータを取っております。
では、早速4年分のデータを見て行きましょう。
以上4年間の枠順別成績と脚質別成績は次の通りです。
これを見ると、枠順別成績では中枠が好成績を収めていることがわかります。また、脚質で見ると差し>先行>逃げとなっています。しかし、出走頭数のうち、差し馬が占める割合を考えると、逃げ・先行馬の数がとても多いことに気づかされます。
特に1着になった脚質が逃げ・先行3:差し・追込み=34:30と、数だけ見ても先行勢が有利です。出走馬全体の先行勢/後方勢の割合を考えたときに、かなりの確率で前残り決着をしていると言えるでしょう。
また、最後の直線における位置取りですが、馬券に絡んだ全194頭のうち
- 内側…67頭(34.5%)
- 中側…82頭(42.3%)
- 外側…45頭(23.2%)
となりました。こちらも、芝の真ん中を走る馬が一番多いであろうことを考えると、内側を走って馬券に絡んだ馬の数が多いことが窺えます。
実際に内枠から馬券に絡んだ馬を見ても、逃げ・先行馬で最後まで内側を走った馬が数多く見受けられます。開幕週で内~外のいずれを通っても芝状態に変わりがないため、特に有利・不利はなく、そうなれば必然的に距離のロスが少ない内側を走るのが有利であると考えられるでしょう。
ですので、開幕週は「内枠・先行」が有利とよく耳にしますが、おおよそこの傾向が京都競馬場の開幕週については当てはまります。
なお、正しくは「内側を走れる逃げ・先行馬」が有利であると言うべきかもしれませんね。
さて、今週末の京都競馬場の天気ですが、概ね天候には恵まれそうです。しかし、現時点(2018/10/5 4:00)では土曜日に少し雨が降る可能性がありそうですね。
そこで、馬場状態別の成績をまとめ直してみました。なお、良馬場の数が圧倒的で、稍~重はサンプル数が少ないため、あくまでも参考程度にご覧ください。
●良馬場(全49R)
最後の直線における位置取り(全150頭)
- 内側…52頭(34.7%)
- 中側…64頭(42.7%)
- 外側…34頭(22.7%)
サンプル数が一番多いこともあり、全体の平均値と近似の傾向を取っています。母数の点からみるとやはり先行勢が有利であると言えるでしょう。
●稍重(全7R)
最後の直線における位置取り(全21頭)
- 内側…7頭(33.3%)
- 中側…9頭(42.9%)
- 外側…5頭(23.8%)
サンプル数が少ないですが、外枠の好走が目立ちます。脚質別では、逃げ・先行の割合が高くなっていますが、3着には全て差し馬が入着しています。
●重馬場(全8R)
最後の直線における位置取り(全24頭)
- 内側…8頭(33.3%)
- 中側…9頭(37.5%)
- 外側…7頭(29.2%)
こちらもサンプル数が少ないですが、重馬場になると枠順別の成績がバラけていることが窺えます。脚質で見ると、1着は先行勢がやや有利であるも、2着・3着は後方勢に分がありそうです。
以上、第4回 京都開幕週の傾向をまとめると次のようになるでしょう。
- 勝ち馬の多くに先行勢が絡んでいる
- 馬場の内側を走れる先行勢が有利
- 1枠に入った逃げ・先行馬には要注意
予想が完成したら、Twitterに載せますのでそちらもご確認よろしくお願いします。